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〒811-0212 福岡市東区美和台2丁目31-5
子どもの「お習字教室」というと、どんなイメージでしょう? 半紙あるいは硬筆用紙に向かい、「麦」とか「小さい犬が・・・」など,やや唐突感のあるお手本を見ながら何枚も書く。先生が朱墨(朱鉛筆)で悪い箇所を直してくれる。お手本は次の級・段に上がるための課題でもあり、習字の技術を磨くためのもの・・・こんなイメージですか?
育好堂 書道教室では、「文字を書くこと」「表現すること」が《嬉しい・楽しい・大好き》になるような指導をしています。大好きだから何枚書いても辛くない。辛くないから楽しみながら上達する。出来上がりに満足で、また嬉しいのです。
ある6月の課題は、父の日に送る「感謝状」でした。先生のお手本を見ながら、子ども達は「お父さんへの思いを込めた」文字の一つ一つを丁寧に美しく書いていました。もちろん、悪い箇所は先生に直されて何度でも書き直しです。でも、大好きなお父さんの喜ぶ笑顔を想像しながら真剣に取り組んでやっと仕上がったその作品は、大っきな花まるがもらえる素晴しい出来映えでした。
またある年の夏には揮毫した作品を貼り付けたオリジナルうちわを作ったり、年末には毛筆で揮毫したオリジナルカレンダーを作ったり。
育好堂の書道教室は、「好きだから上手くなる」がモットーの、ちょっと変わった書道教室です。
こんにちは!《育好堂 書道教室》 講師の山口 知恵子です。書道教室のページへようこそ。書道教室では、いつも「楽しく♪」をモットーにお稽古しています。詳しくは下の記事をご覧くださいませ。
山口 知恵子(やまぐち ちえこ)
1977年生まれ 福岡県出身
1999年 福岡教育大学 特別教科教員養成課程 書道科 卒業
(高等学校芸術科書道教員免許,高等学校国語科・中学校国語科教員免許 取得)
2011年3月 大学の同期と「34歳展〜それぞれの12年〜」と題した作品展をアクロス福岡にて開催。
2011年4月 育好堂 書道教室を開設
2014年4月 某県立高校で書道の非常勤講師
この教室では、幼稚園年長からを対象年齢とし、少人数制で全員に目の行き届く指導をしたいと思っております。
幼稚園 年長児 ご存知の通り、文字の読み書きは、幼稚園教育ではなく、小学校1年生の国語教育に割り当てられています。しかし、実際には多くの幼稚園児が、教室に通ったり家庭で教えるなどして、入学前には読み書きが出来るようです。育好堂 書道教室では、「正しい姿勢で正しく鉛筆を持ち、正しい書き順で、整った文字を書くことができる」ようにしたいと思っています。年長児は、日本人としてこの先何十年も「日本語」を読み書きする、始めの一歩を踏み出したところです。硬筆はもちろんですが、硬筆ばかりではおもしろくありません。毛筆も取り入れながら、楽しく「正しく整えて書くこと」ができるようになることを目標にしています。※ご注意:かなり汚れます。必ず汚れてもいい服装でお願いします。
小学校 1〜3年生 小学校の書写教育は、「日本の書文化を継承するため毛筆の技術を磨く」という目的だけで設けられているのではありません。国語科の言語事項の一部として「文字を正しく整え読みやすく書くことができるようになる」ことが求められています。つまり、毛筆で文字を書くときの筆使いを硬筆で書く際にも反映させ、硬筆の文字を正しく整えて書けるようにするというのが本来の目的なのです。育好堂 書道教室では、あくまでも「楽しく」ということを心掛け、毛筆で修得した「とめ・はね・はらい」といった基本的な点画を硬筆でも意識して書くことにより、日常生活での書写活動(ノートやお手紙の文字など)の技術を高めるということを目標にしています。
小学校 4年生以上 低学年と同様、日常で使うことの多い硬筆に毛筆の技術を反映させることを目標にして指導していきます。それに加えて、お手本をただ書き写して毛筆の技能だけを磨いていくのではなく、自分が書いたものを分析し、どうしたら整った文字になるのかを考えさせ、その文字の持つ特徴や文字の性質などのポイントを理解しながら書けるようになることを目標にしています。
お子さんの段・級の取得を希望される場合は、こちらで指定する、段・級の認定団体に入会していただく必要があります。その上で、毎月、指定された課題作品を硬筆・毛筆ともに仕上げて会に提出し、段・級を取得していくというシステムです。
勿論、任意ですので、特に段・級が必要ない場合は入会されなくて結構です。但し、年長児は段・級取得の前に基礎をしっかり身に付けさせたいのでこの対象から外させていただき、入会は小学生からのご相談に応じます。※段・級の認定団体へ入会されますと、入会金と毎月の競書雑誌代がかかります。また、これらの費用は、育好堂 書道教室の月謝の中には含まれておりませんので、ご注意下さい。
育好堂 書道教室が 段・級の取得を強制していない理由は、次に挙げる3点です。
1つ目は、段・級の取得を目的とすると、毎月のお稽古を全てその課題を仕上げるために費やさないといけなくなります。この教室では、書写教育に基づく指導をしながらも、時には小作品を作ったり、みんなで大きな紙に大きな筆で好きな言葉を書いたり、普段はやらないこともしたいと思っています。お手本を見てその通りに書くことも技術向上には大切なことです。しかし、子供たちの将来の心に「習字教室に行っていた」ではなく、「楽しく字を書いていた」という記憶を残せたらいいなと思っているのです。
2つ目に、段・級を取得(認定)できる「会(団体)」は、世にたくさん存在していて、会によって実力判定の基準はまちまちであるということです。比較的 昇段・昇級しやすい会もあれば、そうでない会もあると聞きます。私もよく「何段ですか?」と尋ねられますが、答えに困ります。段や級は、その方が所属する会(団体)における実力の目安であり、同じ級でも所属の会によって実力は違い、比較も出来ない、ということをご理解いただきたいと思います。英検や漢検とは全く様子が違うのです。
3つ目は、子どもの個性を尊重したいということです。お子さんによりますが、段・級がついた方が励みになり、モチベーションが上がって伸びる子もいるでしょうし、逆に、昇段・昇級にプレッシャーを感じてしまい、教室がイヤになってしまう子もいると思います。段・級にこだわらず、よく書けたときには大いに褒め、自由に気持ちを表現し、日常の文字を書くことを嫌がらない子どもに育てていきたいと思っています。
以上の3点をふまえ、段・級の取得をご希望されるかどうかは、ご家庭で判断下さい。
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